第一章:絶望の淵で見つけた、私という光
第一章

絶望の淵で見つけた、
私という光

「もう、どうしたらいいかわからない……」 そう思った時、由美は今の生活に限界を感じたのでした。 私、森本由美(47歳)は、夫と13歳の子どもと3人で暮らす主婦です。日頃から夫との関係に悩み、心休まる暇のない日々を過ごしていました。 夫は、物事が自分の思い通りに進まないと、すぐに威圧的な言葉をぶつける人でした。 「そんなこともできないのか!」「部屋が散らかってるじゃないか。一日何をしていたんだ!」 そんな言葉は日常茶飯事。でも「家族ってこういうものなのかな?」「妻として私が受け流せばいいんだ」と自分に言い聞かせ、誰にも相談できず、ひたすら自分を押し殺してきました。
我慢という鎖
召し使いのように立ち回る日々の中で、夫への純粋な信頼はいつしか消え失せていました。それでも「子どものために、波風を立ててはいけない」と自分を納得させ、心に重いコートを着込むようにして過ごしていたのです。 しかし、ある日。夫が楽しみにしていたテレビ野球中継の最中に、共通の友人が来て、私は迎え入れてしまいました。友人が帰った後、夫の怒りは爆発し、激しい言葉と共に、これまでにない威圧的な態度で私を追い詰めました。その時、身体に走った震えと恐怖は、私の想像を遥かに超えるものでした。 「このままでは、私は私でいられなくなる……」
閉ざされた逃げ道
この状況は普通じゃない。そう思い、唯一の肉親である母に相談しました。しかし母の返答は、私の心をさらに凍りつかせるものでした。 「夫婦なんていろいろあるものよ。子どものことを考えなさい。離婚なんてしたら子供が傷つくでしょう?あなたが我慢して上手に立ち回ればいいのよ。」 母自身も、家庭の調和を守るために耐え忍んできた人でした。その価値観を押し付けられたとき、私は「やっぱり私が我慢するしかないんだ」と、自分の本音を深く暗い場所へと閉じ込めてしまったのです。
淡い期待と、その裏切り
友人の智子が、私の疲れ切った様子を見て心配してくれました。
智子
智子
由美、顔色が悪いわよ。旦那さんとうまくいってないの?
由美
由美
……ちょっとね。私がもっとうまくやればいいんだけど。
智子
智子
我慢しすぎじゃない? 役所とかに、女性のための相談窓口があるみたいよ。一度行ってみたら?
智子に背中を押され、藁をも掴む思いで相談に行きましたが、そこでもまた現実に打ちのめされます。
役所
役所へ相談に
役所の人
役所の人
修復が無理なら、離婚の手続きになりますね。母子家庭の手当などの窓口へ案内しましょうか?
「修復」か「離婚」か。 提示されたのは、あまりに極端な二択でした。 「家庭の問題は、結局自分でどうにかするしかないんだ……」と、私はさらに孤独を深めていきました。
不思議な導き
魂が抜けたようにソファーで横になる日が増えていたある日、SNSである広告が目に止まりました。 「これからは動画の時代! スキルを身につけて新しい自分へ」 なぜその言葉に惹かれたのかはわかりません。でも、今の八方塞がりの毎日から抜け出す「何か」があるような気がして、私は吸い込まれるようにセミナーへの参加を決めました。
SNS広告
不思議な導き
セミナー当日:場違いな私
大阪駅のセミナールーム。初めて参加する場所で、私は場違いな感覚に襲われていました。 参加者の自己紹介が始まります。 「夫婦二人で、互いをプロデュースしながら仕事をしています!」 「潜在意識を書き換えて、人生を好転させたい人を応援しています!」 華やかな成功体験や、前向きな言葉が飛び交う会場。
セミナー会場
場違いな私
由美
由美
(私は旦那さんとのことで頭がいっぱいなのに……。やっぱり来る場所を間違えたのかな……。)
そうして自己紹介が続き、いよいよ最後の一人になりました。一人の女性が、静かに、でも凛とした空気で立ち上がりました。
運命を変える出会い:織田あかり
あかり登場
運命を変える出会い
あかり
あかり
はじめまして。織田あかりと言います。私は、自分自身の人生の主権を取り戻したい女性を応援しています。 家族や周囲のために自分を押し殺し、我慢を続けている方でも、【心理学的メソッド】を手にするだけで、自分の内側のパートナーシップを整え、穏やかで自由な選択ができるようになる。その方法を動画で伝えていきたいと思っています。
「心理学的メソッド……? 自分の内側を整えるだけで、本当に自由になれるの?」 司会者があかりさんに質問をしました。 「そのメソッドで、どうやって今の苦しい状況から変われるんですか?」
あかり
あかり
はい。今、絶望の淵にいる女性たちは、心がひどく疲弊し、自分を信じる力を失っています。そんな状態で外側の解決策を探しても、自分にふさわしい答えは見つかりません。 だから私はまず、その方の心を整え、自分の中の【男性性・女性性】という一番身近なパートナーシップを仲直りさせるんです。そうすることで、誰かに依存することなく、自分の意志で人生を選び直せるようになります。
会場が大きな拍手に包まれる中、私は「この人だ……!」と直感しました。
二次会での対話
私は二次会の会場で、真っ先にあかりさんの横に座りました。
由美
由美
あかりさん、初めまして! 由美と言います。本当に……本当に、今の私でも自分の人生を選べるようになりますか?
あかり
あかり
初めまして、由美さん。今のあなたは、家庭の中でずっと自分を後回しにしてきたんですね?
由美
由美
そうです。夫との関係も、親の言葉も、何一つ自分の思い通りにはならなくて。もうどうしたらいいかわからないんです。
あかり
あかり
それはお辛かったですね。でも今日、こうして一歩を踏み出した自分を、まずは褒めてあげてください。すごいことですよ。実はね、私も以前は全く同じ立場だったんです。
由美
由美
あかりさんも……ですか?
あかり
あかり
ええ。威圧的な言葉や態度に怯え、自尊心はボロボロ。でも、自分が自分の一番の味方になると決めたとき、世界は変わり始めました。今、夫との関係はとても穏やかですよ。お互いを尊重し合える距離感を見つけたんです。
由美
由美
そんな変化が、私にも起きるんでしょうか……。
あかり
あかり
起きますよ。今の由美さんの心は、長い間の『我慢という癖』で、本来の透明な輝きが見えなくなっているだけ。その癖を紐解いていけば、解決策は自然と目の前に現れます。
由美
由美
自分の中の『我慢の癖』…
あかり
あかり
そう。由美さんは、自分の人生をこのまま終わらせたくない、と思っているでしょ?
由美
由美
はい! このまま終わりたくない! 自分の好きなことをして、自分の人生を自分で選びたいんです!
あかり
あかり
その強い想いがあれば、大丈夫です。多くの人は、その火が消えかかっていても気づかないフリをして一生を過ごします。でも由美さんは、その火を消したくないと願っている。それこそが、あなたを救う最大のパワーになります。
由美
由美
私にも……パワーがあるんでしょうか?
あかり
あかり
もちろん。まずは、あなたの中に眠る情熱と繋がること。そして【セルフパートナーシップ】を整えるためのロードマップを一緒に歩んでいきましょう。
由美
由美
すごい…! それこそが、私に必要だったものです。もっと詳しく教えてください!
(つづく)
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